変数 | データ型
JavaScriptのデータ型
- 変数に入る値の種類のこと。
- データ型が異なると実行できる処理内容が変わる。
- typeof演算子でデータ型を調べられる。
データ型 | 説明 | 例 |
---|---|---|
Number | 整数値、浮動小数点値 | 777 3.1415926 |
String | シングルまたはダブルクォートで囲まれた文字の並び | 'patriot' "確固不抜" |
Boolean | 値はtrue(条件を満たす)とfalse(満たさない)のみ。 | true、false |
Array | 複数のデータの集合体 | [10,20,30] |
Object | キーと値の集合体 | { width : 90, height : 50 } |
null | オブジェクトが存在しないことを表す。値は1つのみ。 | null |
undefined |
変数が初期化されていない、あるいはプロパティが 定義されていないことを表す。値は1つのみ。 |
undefined |
NaN | 数値の未定義型。Not a number、ナンと読む。 | NaN |
型変換
数値から文字列
- String関数
String(number) - toString( )メソッド
number.toString() 引数を省略すると10進数に変換する - 自動変換
number + "" - toFixed( )メソッド
number.toFixed(0) 引数は小数点以下の桁数
文字列から数値
- 自動変換
"123"- 0 - Number( )コンストラクタ
Number("123") 10進数だけに有効 - parseInt( )関数
先頭の整数のみを評価し数値以外は無視
parseInt("3.14cm"):結果は3 - parseFloat( )関数
parseFloat("3.14cm"):結果は3.14 - eval( )
eval("123"):結果は123
異なる型の連結
異なる型を連結した際の扱いは下図の通り
型名 | 文字列と連結したときの値 | 数値と連結したときの値 |
---|---|---|
文字列型 | - | 文字列 |
数値型 | 文字列 | - |
論理型 | 'true' または 'false' | 1または0 |
null型 | 'null' | 0 |
未定義型 | 'undefined' | NaN |
文字列と数値を「+」で連結すると数値は文字列に変換される
a='1日は、'; //String b=24; //Number c='時間です' //String d=a+b+c
1日は、24時間です。 //結果 String
数値と論理値を「+」で連結すると論理値は数値に変換される
a=5; //Number b=true; //Boolean c=a+b
6 //結果 Number trueは1として扱われる