変数

変数(variable)

  • 数学での変数は変化する値を文字(x、y、zなど)で表すが、プログラミングではデータを一時的に記憶しておく器のようなもの。
  • 逆の視点から言えば、データにつけるラベルのようなもの。複雑なデータに分かりやすい名前を付けたり、その分かりやすい名前で演算ができたり、使い回しができる。
  •  a=bの「=」は代入演算子といい数学の等号とは異なり、右辺のものを左辺に代入するという意味である。

 

 変数に代入する値を、 ActionScript では「データ」と呼ぶ。

 

変数のルール

変数は「var」で宣言する。

varは、その変数がScript初登場のときだけにつかう。

 var a = 1;

「aという変数を使う事を宣言し、初期値として1を代入する」という意味。

変数名の付け方

変数名の先頭の1文字は以下の3つでないといけない。

  • 英字
  • _
  • $

2つ以上の単語を組み合わせる場合は、2番目以降の単語の頭文字は大文字にする。

以下の 予約語 は使用できない。

break, case, continue, default, delete, else, for, function, if, in, instanceof, new, return, switch, this, typeof, var, void, while, with

変数のデータ型

データ型は、変数名に「: コロン」をつけてその後に続けて書く。

以下の2つのデータ型は常に使う。

  • 数値データ型(Number):数値を入れるための変数
  • ストリングデータ型(String):文字列を入れるための変数
 var c:Number = 3;
 var s:String = "答えは";
 var answer :String = s + c;
 trace( answer );

翻訳すると、まずc という数値型の変数を宣言、次に3という数値を入れる s というストリング型の変数を宣言、そして「答えは」という文字列を入れる answer というストリング型の変数を宣言し、s と c を繋げた結果を入れる 変数 answer の内容を出力パネルに表示する、となる。